家族と花見を楽しんでいた14歳の少女・初音未來は、千本桜と呼ばれる桜の森に迷い込んで意識を失ってしまう。目を覚ました彼女がいたのは別の世界、大正一〇〇年の帝都桜京だった。やがて未來は帝都を守護する神憑特殊桜小隊に入隊し、隊長の海斗をはじめ鈴と錬、鳴子らとともに妖異・影憑と命懸けで戦うことに。初音未來らの凛々しくも儚い姿を描く大正ロマン、ここに開幕!
角川ビーンズ文庫