グローバル物産の副社長・梶原聡介の秘書になってから一か月、菜穂子はひっきりなしにかかってくる女性からの電話にうんざりしていた。人一倍仕事もできる上にハンサムでスマート、モテる要素が満載な男だから無理もない。だが男性恐怖症で、ひっそりと暮らしたい菜穂子には迷惑この上なかった。ある日、菜穂子のちょっとしたミスから聡介の恋人役をすることになってしまい……。
マリーローズ文庫