美しいレースを王室に納める領主の息子である泪は、オメガという理由で父の再婚相手たちに虐げられていた。母の遺品を壊されたある日、逃げ込んだ森で出会った男の子・理人に泪は慰められる。十年経ってもそれは変わらず、理人は泪の心の拠り所となっていた。そんな彼に突然告白された泪は動揺して、答えを保留にしてしまう。そんななか、お城の舞踏会に参加することになった泪に、突然はじめての発情期がきてしまって……!?
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