自らの発情を囮にする捜査官となったオメガの瓜生。上司であるアルファの司波に運用される形で世間を賑わせている事件に関わることに。捜査のために発情させた身体を司波に熱く鎮められるたびに、頑なに生きてきた瓜生は覚えてはいけない感情を抱き始める。圧倒的な魅力と能力を持つ司波だが、彼もまた傷を抱えていた。惹かれずにはいられない相手なのに、本気になることは許されない。司波と真摯に向き合おうとする瓜生に対して、司波は煩悶を募らせて……。
シャレード文庫