メニューの「言葉」を失い、縮小営業中の「注文の多い料理店」。自殺する「理由」を奪われ、底抜けに明るい性格になったことを悩む青年「ウェルテル」。ただ、かぷかぷと笑う童女「クラムボン」。図書室で一人本を読んでいたはずの少女・文歌(ふみか)は、「文学の使者」を名乗る少年・アイに導かれ、文学作品でお馴染みの彼らが肩を寄せ合い怯えながら暮らす‟帝都”に迷い込む。帝都を脅かす「言葉狩り」「文脈破壊活動」「幸福のための検閲」を、文歌は止めることができるのか――?■イラストを担当した紫槻さやか氏のpixivアカウントはこちらです。http://www.pixiv.net/member.php?id=311054
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