神社の跡取り・雪邑と名ばかりの許婚である菫。仕事で左遷され、散々な気持ちで帰省すると、十数年ぶりに再会した彼は和装が似合う美貌の青年に。驚き、戸惑いながらも近づく二人の距離。普段は優しい微笑みの彼が「もう遠慮はしないですよ」と、情欲を孕んだ眼差しで快楽を刻み込んで来て……。身体を繋げるたびに愛おしさが募る。遠い日の約束で結ばれた運命の恋。
オパール文庫