私はお前がいなければ、もう生きていけない身となってしまったのだ。奴隷のカレンを引き取ったのは、顔の恐い国王陛下!?強面だけど優しい王様、ルフィウスはどうしてもカレンに甘えて欲しいようで…?強面の王様ルフィウスに見初められ、城へと引き取られた奴隷のカレン。温かいご飯や綺麗な服をもらい、そんな贅沢に何もしない自分ではいられないとカレンは夜伽を申し出る。知識がなくうまくできなかったのに、ルフィウスはなぜか怖い顔で「大切にしたい」「甘えろ」と伝えてくれて……。驚きに満ちた日々の中、自由を覚え勉強に励むカレンは、奴隷制廃止というルフィウスの夢を一緒に叶えたい、そばにいたいと強く思うようになり──。
シャレード文庫