罪な目つきをするんだな拾われた先は「女よりも男を抱くのが好き」らしい男の家。期間限定の関係と知りつつ溺れてしまい……!?「顔がきれいすぎる」と振られたり、金づかいが荒い親が家に押しかけてきたりと、立て続けに不運に見舞われる二十歳の大学生、奏翔。親が勝手に話をつけた怪しい仕事を断りにきたはずなのに薬を盛られてしまうが、そこに現れたどこから見てもカタギには見えない男、久保からなぜか目が離せなくなる。ちょうど女除けを探していたと言う久保の家へ転がり込み、訪れたあまりにも甘い日々。初めて知る欲求と、愛されるたび浮かぶ契約恋愛という言葉とで揺れる奏翔だが、久保の悪友、城ヶ崎に目をつけられ……。
シャレード文庫