王籍を抜け、文官として働くラナだが、突然次期女王に選ばれてしまう。さらにかつて破談になった元婚約者・ヴォルトとの結婚を命じられ心がざわめく。彼には嫌われているし、この想いは封印したはずなのに。「私の心を乱せるのは、貴女だけだ」普段の無表情からは想像もつかない甘い囁き。無垢な身体は執拗な愛撫に拓かれる。寡黙な騎士の執着愛に戸惑いつつも、満たされて──。
ティアラ文庫