異世界に召喚された永森タカトは、自らを救った少女・シャリエと共に異界の地で新たな生活を手に入れていた。だが、その平穏は鉄の轟音によって崩れ去る。虫を象った巨大な鎧が街を襲ったのだ。タカトとシャリエが絶体絶命の危機を迎えた時、“恩人を守りたい”というタカトの願いに共鳴し、町の鎮守たる御神体が輝きを放つ。戦火の中、少年の思いに応え、巨大な蒼竜が立ち上がる――。
HJ文庫