中東の小国の王になったばかりのアルは、巫女から告げられた「生涯を添い遂げるべき相手」との出会いまで一か月を切ったある日、サファイアブルーの双眸の美しい男に出会う。彼が気になるものの、側近のイザークは男に敵意を漲らせる。そのうえ、宮殿に戻ったアルの性器に手を伸ばし、欲望が溜まっているのだろう、自慰を手伝ってほしいと言えと強要する。アルに拒否権はなく──。
プリズム文庫