幼くして母を失い、父と継母に虐げられながら成長した碧。高校にも行かせてもらえず、家事とアルバイトに明け暮れていたある日、碧の家に消費者金融の借金取りがやってくる。その男、桐生の冷徹さに怯えながらも、垣間見た優しさに碧の心は揺れる。借金返済のため、チャイナドレス姿で秘密倶楽部で働く羽目になってしまい、過労で倒れた碧は、なぜか桐生の家で過ごすことに!?けなげで天然ボケな天使と、クールで人情派な金貸し紳士のおとぎ話。
シャレード文庫