夢に見る過去の恋人。それが誰なのか思い出せない――。大学生の恵多には十代の頃の記憶が一部欠落している。だが、現在恵多が恋をしているのは、一緒に暮らす叔父の章介だ。章介の過保護さに辟易しながらも、気にしてくれることが嬉しくてたまらない。実らない想いでも、この幸せが続くならそれでいい。ところが、二人の間に性的な雰囲気が漂い始め、危ういバランスを保っていた関係が崩れていく。思い悩んだ恵多は、再会した過去の恋人と付き合うが!?
Splush文庫