幼い頃に亡くなった父・仙太郎のことが大好きだった麻生宝。20歳を目前にひかえたある日、母から「本当の父親に会わせたい」と告げられる。心の拠り所にしていた仙ちゃんが父ではない──ショックを隠せない宝は、家を飛び出し車に跳ねられてしまう。気がつくとそこには、「男」がいて、ミラーボールの光がうごめくなか歌を歌っていた──長い金髪・真っ赤な口紅、スリットから艶めかしい脚を露わにして。聴き覚えのある歌声に魅了された宝は、「男」に唇を奪われ舌を絡めれて…!? その「男」は自分の名前を「仙太郎」だと言う。宝は、20年以上前にタイムスリップをしていた──!? 時を超えて、知る真実の愛、あなたを想う先に、あなたがいる。
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