フリーターの森野一陽はある日、自転車便のアルバイト中、届け先の造形作家・日比野恭輔が倒れていたところを助ける。あまり人に信用されない環境下で友人もまともにいなかった一陽は、お礼として何かと気にかけてくれるようになった日比野の傍にいるうち、なんだかほっとするような心地になっていった。しかし、そんな一陽の変化を面白く思わない幼なじみ兼同居人の中島祐世に、歪んだ愛情から段々と追いつめられて……!?
ルチル文庫