“勘”のおかげで27歳の若造ながら捜査一課に配属になった刑事の亮太。指名手配犯の捜査中、その“勘”があやしいとつげたのはある実業家のお屋敷。そこで飼われている大きな子猫に懐かれてしまった亮太は、世話をしながらその屋敷に常駐することに。妖しい魅力にあふれる主の獅堂や可愛らしい五歳の双子など、たくさんの気になる存在がいて戸惑う亮太だったが、ある秘密を知ってしまい──。
セシル文庫