帝都で職業婦人をしている朱莉は、ある日、巷を騒がせている怪異に襲われ、住んでいたアパートが全焼する。途方に暮れる朱莉を助けたのは、眉目秀麗な青年・智人。彼は本に奉られた神様・言神(コトガミ)と名乗り、朱莉にある洋館の住み込み管理人の仕事を紹介する。寝食が保証されることで了承した朱莉だったが、案内された洋館は一癖も二癖もある言神たちの住まう、問題山積みの物件だった⁉
ことのは文庫