実家を救うため、百貨店の御曹司・雅鶴とお見合いしたゆりか。雅鶴は以前、困っているところを助けてくれた憧れの人だった。だが雅鶴は彼女を覚えておらず、跡取りを生んでくれるなら誰でもいいと言う。この結婚に愛情は望めない──諦めつつも彼に惹かれるゆりかを、雅鶴はからかうように甘く誘惑してくるように。彼の本当のキモチがわからない……。
マーマレード文庫