蔵紡ぎ
蔵紡ぎ
著者:石原弓子 表紙:mao3field
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作品紹介

金を取らず、腕は確かな診療所に
人殺しの藪医者と罵られた男がやって来た。

医者という長年の夢が叶った開業初日、十五の娘を誤診で死なせた小倉利通。
家も藩も追い出された彼を拾ったのは、蔵紡診療所を営むくらだった。人を診るのがまだ怖い利通は、くらと共に男の立ち入りが許されていないお産の場に向かうことに──。