ああ……愛しい、何度でも、あなたなら抱けるミカが愛おしくて大事にしすぎるアルベルトと、アルベルトが好きすぎて素直になれないミカ。蜜月なのに少しずつすれ違って……?そろそろ結婚しろと周囲に迫られていた国王アルベルトに、花嫁候補として挙げられたのは神の末裔の一族であり男性体でありながら子を産めるというミカ。その美しさに一目で心を奪われ、アルベルトの世界はミカで染まった。また、ミカもアルベルトに惹かれる昂ぶりを抑えられず、二人は滞りなく婚姻することに。毎夜飽きることなく互いを求めて愛に満ちているのに、昼間はどこか噛み合わないまま。やはり特殊な肉体だけが求められているのではとミカが悩み出した頃、アルベルトはミカを置いて外遊に行ってしまい──?
シャレード文庫