やっぱりおまえは、最高だ。イジメて……泣かせてやりたくなる。お宝を取り返すためライバルである狸族の土地に向かった狐族の日南多。しかし、狸族の子孫である八太郎に捕まってしまい!?「尻尾、見えてんぞ。白狐」大昔に分けられてしまった狐族のお宝を狸族から取り返すため、単身彼らの土地に乗り込んでいった日南多。せっかく美女に化けて騙せたと思ったはずが、狸族の子孫である八太郎いともあっさり見抜かれてしまった! 日南多を気に入ったという八太郎は、意地悪な表情で笑みを浮かべながらその肌をまさぐり翻弄してくる。毎日八太郎に揶揄われて腹立たしいのに、日南多は八太郎と過ごす日々に居心地の良さを覚えていく。しかし、満月の夜に日南多は力が解放された八太郎に捕まって──!?
シャレード文庫