ゆっくりと、苦しみをもって。
ゆっくりと、苦しみをもって。
著者:四宮ずかん イラスト:ろ樹
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作品紹介

「pixivノベル大賞~2021Summer~」【イラストA部門】受賞作!

細々と小説を書いている女子高生、小林 渚(こばやし なぎさ)は毎日エゴサーチをしては、ネットに投稿した自作の小説への反応がないことに思い悩んでいた。渚が小説を書き始めるきっかけとなった女子高生作家 結城 礼(ゆうき れい)は、数年前に1冊の短編集を世に残して失踪した。渚は結城 礼へ執着にも近い憧れを抱き、学校にも短編集を持ち込んでいた。ある日渚は、いつものように放課後の空き教室で本を読んでいると、自分は幽霊だと主張するうつくしい女子生徒 レイ と出会う。レイの感性、言葉、物事の捉え方に触れる度、渚はそこに結城 礼の面影を見るのだった。
空き教室のうつくしい幽霊と失踪した憧れの女子高生作家、夏の終わりに語られるその関係性とは──

▽受賞作品はpixivからもお読みいただけます
『ゆっくりと、苦しみをもって。』