家族そろって地味なランチェスタ侯爵家の令嬢セシリア。お茶会をきっかけに、氷の騎士と呼ばれるペイフォード侯爵家の嫡男ベイルの婚約者候補になった。初めて会ったベイルは噂通りの冷たさだったが、実は重度のシスコンで、妹の話を向けると溺愛発言を連発。普通の令嬢なら「無理!」と逃げ出すところだが、セシリアには問題なかった。なぜなら、セシリアのお目当ては、ベイルではなく妹のクラウディアその人だったから……。
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