広く浅い付き合いを好む相原は、姉の元彼・久々津が苦手だった。彼のきれいな瞳の前では、空っぽな自分を見透かされているような気がしたからだ。ある日、一年ぶりに再会した久々津は好きな男に弄ばれ、心も身体も傷ついていた。その姿に言いようのない劣情を覚えた相原は、身体だけでも慰めると提案する。誰かの代わりで良かったはずなのに、惹かれていく気持ちは止められなくて…?
ダリア文庫