両親亡き後、叔父たちに遺産も会社の後継ぎとしての立場も奪われ、別荘に軟禁されて息の詰まる生活を送っていた由貴也。ある日、事故を装って殺されそうになり、目覚めるとそこにはいつも夢の中で抱き合う金色の目の男がいた。現代とも違う、全く知らない場所で、自分は有貴皇子と呼ばれる人物になっており、目の前の男は神乃皇子と呼ばれていた。神乃皇子は有貴皇子にとって恐ろしい相手のようで──。
ルチル文庫