雪原は一族の取り決めで妖・白鷹のもとへ嫁ぐことになり憂鬱だった。白鷹もまた、雪原は行きつけのレストランのシェフが好きなのだろうと心苦しく思っていた。婚礼の夜、花の精に呪いをかけられ発情した雪原を鎮めるため白鷹はやむなく彼を抱く。「百回精を注がれないうちは毎日発情する」呪いに翻弄されながらも、次第に距離を縮めるふたりは?
ルチル文庫