広島の離島・神来島。島唯一の高校生・八重香(やえか)は、神来白鬚神社の巫女でもある。彼女が仕えるのは海からこの地に流れ着いた漂着神──「斎木神」だ。彼岸の日。島の釣り場を訪れたフリーの山伏・怜路は突然の大波に攫われ行方不明に。その海の様子に、公務員陰陽師の美郷は圧倒的な力を持つ「何か」の存在を感じ──。大人気の妖魔・白太さんが大活躍の一編『白太さんの家出』も収録。シリーズ待望の第3弾!
ことのは文庫