俺を幸せにしてくれるんじゃないのか?かつて自分を救ってくれた騎士を崇拝し、恩返しをすることを夢見ていたアイリーン。だが突然、兄を名乗る貴族が現れ、政略結婚をさせられることに。お相手はなんと、あの恩人の騎士クライヴだった!? しかも彼は第二王子で、父の政敵であるという。この結婚がクライヴを陥れるためのものだと知ったアイリーンは、密かに彼を守ることを決意する。一方、アイリーンを警戒していたクライヴは、彼女の突飛な言動や自分への献身に次第にほだされていき……?
ソーニャ文庫