透けるような白い肌と、憂いを帯びた瞳を持つ青年・ルネは、ある小説家の愛人として十年の歳月を過ごしてきた。だがルネの運命は、小説家の葬儀の日に現れた一人の男によって大きく動きはじめる――。亡き小説家の孫である逢沢が、思い出の屋敷を遺す条件としてルネの身体を求めてきたのだ。傲慢に命じてくる逢沢に喪服姿のまま乱されるルネだが、不意に見せられる優しさに戸惑いを覚え始め…。
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