「傭兵」それは、勇ましい呼称と裏腹に、最底辺とされる職業である。王立大学院の学生ウィラードは、エリート街道を歩んでいたが、伯父である傭兵団長に事務長の代わりをしてほしいと頼まれる。義理と進路との狭間で悩み、休学することを決意したウィラード。「毎日パンと肉を食えるようにしてやる」大勢の前で大見得を切るが、運営は想像した以上にいいかげん。悪戦苦闘しつつも、傭兵団の立て直しに取り組んでいくことになる。
ヒーロー文庫