天杜村の支配者である九条家に、代々仕えている妹尾家の次男・呉羽は、幼い頃に出会った雄々しい虎・諸仁のもとで働きたいと必死に鍛錬を重ね、ガードとして傍にいることが許される。諸仁を見るとドキドキしてしまう呉羽だったが、ある事件をきっかけに、自分の命を差し出す覚悟で、諸仁の仮の命名者となることを決意するが……。
ルチル文庫