「にーちゃ、にーちゃ、まーまは?」大学四年生の花岡ひかるは卒業を控えた今、四歳になった小さな弟レンを残して母親が失踪してしまい、呆然としていた。そんなところにジェイという黒づくめの男が現れる。なんとレンはマフィアのファミリーの血筋で、降りかかる危険を避けるためにひかるの母親が預かって育てていたというのだ。ジェイとひかるのつかの間の隠遁生活の結末は!?
セシル文庫