会社員の伊勢晃太郎は、そのはっきりとした性格からこれまで一人と長く付き合えたことがない。その日も恋人と別れ、珈琲屋を営む親友・長塚仁哉に話を聞いてもらっていたのだが、ずっと前から好きだったと突然告白され抱かれてしまう。過去の経験から恋人は別れを伴う関係だと強く思う晃太郎にとって、ずっと傍にいてほしいほどに大切な仁哉とは親友のままでいたいけど……。
ルチル文庫