北欧ノースエルヴ王国で薔薇研究の権威、ジョハネの助手として働く鹿島奏は、謎の美青年に気に入られ「花が咲く頃迎えに来ます」と、なぜか白薔薇の蕾を渡される。その青年こそ王子クリスで、白薔薇は王家の婚約の証しだった。約束通り迎えにきたクリスは、脅しめいた強引さで奏を城に連れ帰る。奏はなんとか婚約破棄しようとするが、薬を盛られ、湧き起こる淫らな快楽に無理やり溺れさせられてしまい……。
ショコラ文庫