最愛の父を事故で失い、悲嘆に暮れるアルテイシア。そんな彼女の前に、初恋の人オリヴァーが現れる。幼い頃、アルテイシアの母が亡くなった火事が彼の過失とされて以来、ずっと会えずにいたが、彼女だけはオリヴァーの無実を信じ、慕い続けていた。そんな彼から求婚されて彼女は喜んで受け入れる。毎夜情熱的に抱かれ、蕩けていく心と身体。甘く幸せな交わりに溺れる二人だが、ある不穏な噂をきっかけに、オリヴァーの愛は徐々に歪みを見せはじめ……。
ソーニャ文庫