「次に生まれ変わったら、もっと気まぐれにのんびり生きたい」ブラックな環境で働く外科医の冬哉が、緊急呼び出しで病院に向かう途中でトラックにはねられ、最期に思ったのはこの言葉だった──。だが冬哉が次に目覚めたのはなぜか中世ヨーロッパ風の異世界。どうやら冬哉の記憶を引き継いだまま21歳の青年に生まれ変わったらしい。状況がいまいちわからないものの、冬哉はここでなら「夢のスローライフ」が送れると、のんびり異世界生活を満喫しようとしたのだが──!?
コスミック文庫α