草原の民の族長の息子・セルーンは、幼い頃にある「約束」をした相手と再会する。なぜか10年以上も忘れられなかった相手、ソリル──。再会した彼は「王」と呼ばれ、セルーンのことは全く覚えていないが、人質としてソリルに差し出されたセルーンはソリルに全てを捧げ、側仕えとして彼の近くにいることを選び……。
ルチル文庫