姉の元夫レヴィアスに恋をしていたセルレイナは、罪の意識に苛まれていた。姉が彼を捨てて平民と駆け落ちするのを止められなかったばかりか、姉がいなくなった夜、泥酔していた彼と結ばれてしまったからだ。だがそれから一年後、セルレイナは戦地から凱旋したレヴィアスにスパイ容疑で監禁されてしまう。彼は、「検査」と称して彼女の身体を淫らに嬲り翻弄するが、その冷徹な眼差しの奥には、あの夜と同じ、情欲の炎が滲んでいて……。
ソーニャ文庫