『野獣騎士』と恐れられる騎士隊長クレドは女性が大の苦手。副官ティナはそんなクレドに想いを寄せていた。しかし“ある夜”をきっかけに彼を諦めて騎士団を去り、結婚相手を探すことを決意する。男だと思っていた副官が実は女性だったと知りクレドはパニックに陥るが、『隠れてティナの絵を描き散らす癖』は彼女への恋心によるものだと自覚する。ティナの妹ルルの手助けで、なんとかティナと二人で出掛けるようになれたものの、初心すぎてキスすらできない有様で──
ソーニャ文庫