万が一傷が残ったら、責任を取って嫁にもらうことにしよう身内が父しかおらず一人の家に帰りたくない海翔は、ご近所のおばあちゃんの家に通っていた。その家に堅物で強面な孫の駿一郎も暮らすことになり、不愛想で冷たい人かと思えば事あるごとに海翔を甘やかそうとしてくれる駿一郎。毎日一緒に過ごすうちに、海翔は駿一郎への憧れと高まる想いを持て余し始めていた。しかし、18歳の誕生日直前にトラ柄の猫に咬まれた海翔は、茶トラの猫に変身する体になってしまったのだ! 猫状態の時しか駿一郎との距離を縮められずやきもきしていたある夜、変身する瞬間を駿一郎に見られて──!?
シャレード文庫