「ようやく君を見つけた」弁護士・仁科の熱っぽい瞳に、史緒理の心臓は早鐘を打つ。逞しい体に容赦なく苛まれ、悦楽に溺れるけれど。彼は悪夢の中で史緒理を殺した男と瓜二つ。知り合いの巫女にそれは前世の実体験だと告げられる。恐ろしいのに、なぜか無性に懐かしい男性。過去に生きた私は彼を愛していた。そして、今もまた──。過去世の記憶が繋ぐ甘く切ない愛の真実。
オパール文庫