ブラックマリア
ブラックマリア
著者:夢見 絵空
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作品紹介

ある日、17歳の傷魅挽歌(いたみ・ばんか)はかつての親友で、自分を高校退学においやった聖真理愛(ひじり・まりあ)から「殺されるかもしれないから助けて欲しい」と頼まれる。

彼女はその言葉を無視するが、真理愛は三日後にバラバラ死体となって発見されてしまう。

そんな事件の三ヶ月後、挽歌の元に死んだはずの真理愛から電話がかかってきた。
そして「私を捜して」と言われ、なぜか家に爆弾が仕掛けれてあり、挽歌もケガをしてしまう。

挽歌は戸惑いながらも、真理愛が生きているのか、本当に死んでいるのか調べ始める。
死んでいたのなら、殺した犯人に御礼を言うために。
生きていたのなら、今度こそ殺すために。

生前にありとあらゆる犯罪に手を染めていた少女の死の謎を探るべく、挽歌は危険を顧みずに裏社会へと足を踏み入れる。
絶大なカリスマ性を持ち、天才的な犯罪者だった少女は何を企み、何をしようとしているのか。
お互いに歪な感情で依存していた少女たちの恋情が、交差していく。

▽受賞作品はpixivからもお読みいただけます
『ブラックマリア』