お前の飯が美味いのが悪いんだからな遠縁の占い師・天音の占いの館の住み込みバイトになった充貴。人に触れられることが苦手なのに、天音だけは平気で…拠り所を失った北郷充貴が母の遺したメモを頼りに行き着いたのは、派手な衣裳の占い師、ブルーメ・天音こと北郷天音の自宅。遠縁のよしみで仕事探しをする間、受付事務と食事作りをしながらの同居生活が始まるが、素顔の天音は怪しい扮装のイメージとは真逆の知的な美丈夫。しかし充貴は天音が毎朝疲労を滲ませていることが気になり、日々の料理やお茶に心を配っていた。そんな生活を共にする中で彼の様々な側面と一族の事実を知ることに…。
シャレード文庫