政治的な思惑で「聖女」に祭り上げられ、王太子妃候補となったローレン。彼女はある日、命を狙ってきた刺客に短剣を突き刺したショックで心を閉ざしてしまう。だが、護衛のシリウスだけはローレンに寄り添い、快楽という癒やしを与えてくれた。ローレンは彼と淫蕩に溺れるたびに、聖女の呪縛から解き放たれて、生きる喜びを知っていく。もう「聖女」には戻れないほどに。けれど、王太子との婚約が正式に決まったことで、シリウスとの関係に変化が生じ……!?
ソーニャ文庫