特徴がなく印象の薄い、いわゆるモブ顔の直央。ある日バイトに行くために家を出るが、妙に他人の視線が気になり、電車では痴漢にもあってしまう。いつもと違う状況に戸惑うが、その理由は自宅バスルームの鏡の向こうにいる「もう一人の直央」によって明らかになる。なんと、現在直央がいる世界では特徴のない顔立ちが「超美形」とされているのだった!モブ顔の地味で平和な生活から一転、超美形としてモテモテ生活が始まった直央。その美貌(!?)故に危険な目にあうが、助けてくれたのはバイト先のお客様で、密かにあこがれていた高見原で──。
ルチル文庫