いわゆる「モブ顔」が超美形とされる世界から、空気のように扱われる世界に来てしまった直央。元の世界にいたときのようにストーカーや人目を気にしなくていいのは気が楽だけど、ふいにこの世界で「一人」であることを自覚し寂しさに襲われてしまう。そんな時手を差し伸べてくれた職場の上司・飯田に惹かれ、元の世界に戻る前の思い出として抱いてもらった直央。しかし飯田は、どこか心を開いてくれていないように感じ……。「モブ顔の俺が別世界ではモテモテです」に登場したもう一人の直央の物語。
ルチル文庫