旧華族・藤堂寺家の次男・光彦は無理やり婿養子に出されそうになり家出を計画。とあるパーティで知り合った大手自動車メーカーの御曹司・菱田崇臣に「偽装恋人」になって欲しいと頼む。翌朝、記憶はないが「自分は酔って光彦を襲ってしまった」と思い込んでいる崇臣は了承。偽装同棲生活が始まり、勘の鋭い祖母の疑惑を躱すために偽装デートをしたりするうちにお互い惹かれ合うが、偽装という形に縛られた二人はすれ違うばかりで……?
ルチル文庫