幼い日に両親を亡くした雪景と、政治家一族の長男として生まれた翔一郎。まるで正反対なふたりは高校一年で出会い、衝突しながらやがて互いが互いの唯一になっていく。卒業目前、翔一郎が「親友」の一線を踏み越えてしまったことでふたりの関係もこれまでかに思われたが、出会いから十三年の時を経て、翔一郎は雪景の“奴隷”として傍にいた――。
ルチル文庫