銀色の髪を持つことから街の人々に忌み嫌われていたトウリは、優しい祖父母と三人でひっそりと暮らしていた。ある日、街の長の娘の病気を治すため生贄にされそうになったところを、蔡牙という美しい神様に救われる。懐かしい匂いを纏う蔡牙に、次第に惹かれていくトウリ。だが、トウリには誰にも言えない秘密があって……。
ルチル文庫