冷酷な父と横暴な異母姉に支配された王宮で、息を潜めるように暮らす王女サラ。“憐れ姫”と周囲に蔑まれるなか、護衛騎士のケヴィンだけはサラを励まし、愛情を注いでくれていた。サラはいつしかそんなケヴィンに恋をする。しかし、サラの誘拐事件をきっかけに二人の主従関係は歪んでしまい……。「後戻りはできませんよ?」哀しげな笑みを見せるケヴィンに執拗に抱かれ、彼に溺れていくサラ。だがそんななか、とある衝撃的な真実を知り――!?
ソーニャ文庫